2nd album『Hello Hello』self linernotes

2年かけてようやく完成した2ndアルバム『Hello Hello』。
今回も多くの人たちに助けられながら、
自信を持ってお届けできる作品に仕上がりました。
せっかくなので、曖昧な記憶をたどりつつ(笑)
曲毎に解説してみようと思います。
このアルバムがどうか
たくさんの人に届きますように。

河合雄三 kagalibi

1 “Night & Day”

2010年の春頃、山中湖サウンドビレッジのレストランで夜な夜な書いた曲。
少ないコード進行がひたすらループするような曲が作ってみたいと思ってた時期で、そんなシリーズの1作目。
サウンドビレッジのAスタジオにて、ギターボーカル、ベース、カホンを一発録音。
Taiによる、kagalibi初のラップを取り入れた意欲作であります。
常に側には音楽があって、悲しいことも笑い話に変えてくれる人たちとの場所、時間を歌っています。

2 “六月の花嫁”

結婚する友人に向けて作った曲で、2011年の暮れに自宅にて作曲。
レコーディングは前作の“風物詩”に続き、全パートを一人でやってみました。
花嫁に対して、『新郎がこんな風に思っていたら素敵だなー』と思うことを歌にしてみました。

3 “CAFFEINE HOLIC”

コードがループするシリーズの3作目。
『ファルセットで歌う曲が作りたい』という目的のもとに練りはじめて、2011年の初頭に完成。
所々に聴けるOkyonさんのライトな雰囲気のコーラスが効いてます。
慣れない歌い方にレコーディングも一苦労でしたが、この録音を経て少し歌が上達したような気も。
気づいたら一日中コーヒー飲んでる自分の生活を、うんとかっこよく脚色して歌っていますです。

4 “WORLD IS MINE”

沖縄旅行の思い出をもとに、2010年の暮れに作った曲。
アレンジはあれこれ悩んだ曲ですが、最終的にライトでレゲエ風なポップスに。
結構勢いで書いた歌詞なので、サビあたり意味不明な部分もありますが、、解放的な雰囲気が気に入ってたりします。
おおげさなタイトルですが、『心のありようで世界は美しくも悲しくも映る』的な思いを込めてみました。
作った当初の、若干攻撃的なライブバージョンがYoutubeに上がってるので聴き比べると面白いかもです。

5 “BIRTHDAY”

2010年夏、山中湖サウンドビレッジにて自己最短記録の30分で完成した曲。
ボーカルとギターを同時に録音した後、コーラスとギターソロを重ねました。
歌いだし前にヘッドホンがイスに当たる音が入ってますが、全体の雰囲気が気に入ったのでこのテイクに。
アナログレコードのようなあたたかい雰囲気のミックスがとても気に入ってます。

6 “原風景”

2011年2月に作った、今作唯一のインスト楽曲。
この頃ディーンマークレーの『BLUE STEEL』という弦がお気に入りで、
ギター一本でどこまで雰囲気出せるか挑戦してみました。
が、ミックスにずいぶん助けてもらってます(笑)
『Blue bird』にスムーズに繋がるように、レコーディング時にキーを合わせたりしました。

7 “Blue bird 〜Hello Hello〜

2011年の春作曲。
僕の中でメロディー、コード進行、歌詞含めてこれまでのフォーキー路線の集大成的な一曲。
というと大げさですが、とにかく思い入れの深い一曲です。
タカシさんのドラムが、この曲がどことなくヒップな感じのする大きなポイントに。
シンプルな編成ですが、各パートが後半に向かうにつれて静かに熱を帯びてくる感じがとても気に入ってます。

8 “サウンドにくるまって”

2010年夏、『Sing for lover, sing for friends』リリースライブのオープニング用に作った曲。
ドラムに須貝さんを迎えて真冬の山中湖で一発録りした、
コードがひたすらループするシリーズ2作目。
後半のサビコーラスとハンドクラップはサウンドビレッジスタッフのみなさんにも参加してもらって、
わいわいと楽しくレコーディングした記憶があります。
ライブでもお馴染みの一曲。

9 “景色”

2011年の秋頃に作曲。
出来た時からなんとなくアルバムの最後かなーと考えてました。
Okyonさんのブラシで演奏したカホンと、ギタレレの音色が何とも切ない雰囲気出してます。
デジタルの録音データをミックス時にテープに録り直したり、
エンジニアさんの一手間も二手間もかけたミックスで、
より切ない雰囲気に。